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『ノルウェイの森』


「…もし君が僕を今必要としているなら僕を使えばいいんだ。
そうだろ?
どうしてそんなに固く物事を考えるんだよ?
ねえ、もっと肩の力を抜きなよ。
肩に力が入ってるから、
そんな風に構えて物事を見ちゃうんだ。
肩の力を抜けばもっと体が軽くなるよ」

「どうしてそんなこと言うの?」
と直子はおそろしく乾いた声で言った。

彼女の声を聞いて、僕は自分が何か間違ったことを
口にしたらしいなと思った。

「どうしてよ?」
と直子はじっと足もとの地面を見つめながら言った。

「肩の力を抜けば体が軽くなることくらい
私にもわかっているわよ。
そんなこと言ってもらったって何の役にも立たないのよ。
ねえ、いい?
もし私が今肩の力を抜いたら、
私バラバラになっちゃうのよ。
私は昔からこういう風にしてしか生きてこなかったし、
今でもそういう風にしてしか生きていけないのよ。
一度力を抜いたらもうもとには戻れないのよ。
私はバラバラになって…どこかに吹きとばされてしまうのよ。
どうしてそれがわからないの?
それがわからないで、
どうして私の面倒をみるなんて言うことができるの?」


村上春樹『ノルウェイの森』


murakami.jpg


映画が公開されてるって、
知らなかったぁ~~~っっっ!!!!!!
冬~~~~~~♪♪♪


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『鈴の鳴る道』


take,jpg




竹が割れた
こらえにこらえて倒れた
しかし竹よその時おまえが
共に苦しむ仲間たちの背の雪を
払い落しながら倒れていったのを
私は見ていたよ

ほら倒れているおまえの上に
あんなに沢山の仲間が
起き上っている


星野富弘『鈴の鳴る道』


『海の上のピアニスト』


ぼくを踏みとどまらせたのは、ぼくの目に映ったものじゃなかった
それはぼくの目に映らなかったもの
わかるかい、友よ?
目に映らなかったもの……探してみたけれど、
どうしても見つからなかった。
あの果てしなく巨大な町並みの中に、ないものはなかった。
ぼくの探しているもの以外は
なんでもあった
だけど、境界線だけは、なかったんだ。
ぼくの目に映らなかったものというのは、
あの町並みの尽きるところのことさ。この世界の限界
ああ、考えてもみてくれ。
たとえばピアノ。鍵盤はここから始まって、ここで終わる。
知ってるだろう、キーは全部で八十八。
これはだれもごまかせない。キーは果てしなくあるわけじゃない。
でも、弾く人間のほうは無限だ。
鍵盤上で奏でられる音楽も無限。
鍵盤は八十八キーだけ。
でも、それを弾く人間のほうは無限。
こういうのが好きなんだ。これなら安心だ。だけど、一度
一度あのタラップに足をかけて、目の前に
一度あのタラップに足をかけて、目の前に、
何億何十億というキーが連なった巨大な鍵盤が現れてみろ
何億何十億というキーがどこまでも続く巨大な鍵盤、
これがぼくの見たものさ。無限の鍵盤
鍵盤が無限なら、さて
そんな鍵盤の上で人間が弾ける音楽なんて、あるもんか。
間違った椅子に座っちまったってことさ。
そいつは神様が弾くピアノだよ
なんてこった。あの縦横に張り巡らされた道を見たかい
道ひとつとったって、何百万もある。きみたち陸の人間は、
どうやって正しい道を見分けられるんだい
どうやってふさわしい女性を見分けられるんだい
家や、買うべき土地や、見るべき風景や、死に方を、
どうやって選ぶんだい
あの広大な世界
どこまでも続いているかさえだれも知らない町並み
それがひとつじゃないんだ
恐ろしいと思ったことはないのかい、きみたちは?
そのことを、その果てしなさを思うだけで、ただ思うだけで
自分がバラバラになっていくという不安に
駆られたことはないのかい?
その中で生きているというだけで……


アレッサンドロ・バリッコ
『海の上のピアニスト』


学生の頃、同名作品の舞台を観た。
市村正親の一人芝居だった。
ものすごいきらきらした笑顔の人!!!!!!


『ムーンライト・シャドウ』


後から思えば、運命はその時一段もはずせないハシゴだった。
どの場面をはずしても登り切ることはできない。
そして、はずすことのほうがよほどたやすかった。


吉本ばなな
『ムーンライト・シャドウ』


学生の時から何度も読んだ短編小説です。
このお話の世界がとても好きです。
私も身近な人を亡くした時期で、
最後の一行に触れた時、
元の世界に戻れそうな気がしました。

吉本ばななが学生の時に書いたお話。
『キッチン』という本の最後に載っています。


『スティル・ライフ』

という池澤夏樹の小説が、
ものすごく好きです。

今みたいな、静かな雨の続く日に、
一人部屋にこもって、
じっくりお話の世界に浸ってみてください!!!

雪の日でもいいです!!!!!!

短編の映像を見せられたような、
不思議な体験をします。きっと。
とても静かな。

小説という表現で、こんなことが出来るんだって、
初めて読んだときは驚きました!!!!!!

ちなみに「スティル・ライフ」の
言葉の意味は、“静物画”だったはず!!!!!!
文庫本で是非っ!!!

ほんと、おすすめです☆


明日天気になあれっ!!!!!!



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